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真夜中のジャンク
夜中に帰宅途中、買い食いをする。
ここにいるとお腹がすいて仕方がない。
この地方の特徴なのか、テイクアウェイのサンドイッチ屋さんには
ホットサンドのように、バーガーやバゲットをぺしゃんこにサンドしたものが多い。
それにしても、胃にもたれるから以前は夜中にものを食べたりしなかったのに!

『バゲット・ステック・フリット・フロマージュ』。
ステーキ(そのままではなくミンチにしてある)と
フライドポテトとチーズが入り、オーロラソースがかかっている
長さ30cmくらいのバゲットをホットプレスにかけた、それ・・・。
野菜ゼロ。
真夜中のジャンクフード。

さすがに同僚たちと分け合いながら食べるけれど。
夏なのに白い息を吐きながら、星を見上げてジャンクフードなんて、
これ、きっと良い想い出になるんだろうなあ。

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写真は何の関係もないけれどモントルーの湖畔にあったフレディ・マーキュリー像。


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by oyabing2002 | 2011-07-30 05:13 | フランスの日々chamonix
遠出をしない休日の過ごし方

最近のお気に入りコース。
panier des 4 saisons で15ユーロのランチを食べ
ホテルウスタレのsalon de theでのんびりケーキを食べる。
両方とも味が良いと評判で雰囲気も良いのにお客さんが少なく、静か。
こんなフランスの外れの小さな街のプチ情報なんて
誰の何の参考にもならないけれど、たまには女の子のブログっぽく、ね。
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by oyabing2002 | 2011-07-30 04:40 | フランスの日々chamonix
Le Lacの夏
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7月22日
ホテルにチェックインする時に住所を書いたら
レセプションのお兄さんに
「シャモニから来たの!雪降ってた?」
と聞かれた。
「雪は降っていなかったよ。」
と答え、鍵を貰い、部屋に入る。
姿見の鏡が目について
「あ、なるほど」
やっと意味が分かった。
彼は私の格好を見て、からかったのだ。
夏にコートを来ている人がいたらやっぱり変に思うだろう。
シャモニではダウンジャケットを着ている人も珍しくないので
私は単に天気を訪ねられたと思い「降っていない」と答えてしまったけれど。

シャモニは最近冷え込んで、夜はコートだけでなく手袋もしているくらいだから
当たり前の様に着込んでいたけれど、ちまたは夏なのだ。
スイスの避暑地とはいえ、夏は夏。
この辺りでコートは必要ない。

バルトの旅に引き続き、またも着てくるものを間違えたようだ。
アルプスにいるとどうも寒さにしか頭が回らなくなる。

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一通り湖畔をぶらついて部屋に戻り
置いてあった雑誌をめくると、ある建物が目に飛び込んで来た。
コルビュジェの小さな家。
あ、そう言えばこれってレマン湖沿いだった!
まさかレマン湖のほとりで目的もなくぼんやりする事があるなんて
思ってもいなかったので、すっかり忘れていた。
iphoneで経路を検索してみると、僅かに電車で6分の駅だ。
これは行くしかない。
というかiphone、便利過ぎる。
携帯電話としてはもう使っていないのだけれど(高いので)
旅行にパソコンを持ち歩くのがおっくうでネット端末として使っている。
そろそろ解約しようと思っていたけれど
もうこうなったらこのまま使い続けるか・・・。

コルビュジェの小さな家『Le Lac』は彼が両親の為に建てた家。
昔たまたま開いた雑誌にこの小さな家の記事を見つけ
コルビュジェという人を知った。
知ってしまえば建築界では知らぬ人はいない大巨匠。
その巨匠の、最も興味深い作品が(私にとって)
南仏にある休暇小屋とこの小さな家だ。
巨大な都市計画や集合宅、宗教施設、モダン建築の傑作を設計して来た彼が
自らのためと両親のために建てたのは、どこまでもシンプルで簡素な家だった。

憧れていた小さな家の内部公開は、月曜日と水曜日だけという事で
入る事はできなかった。
塀の外から覗いた小さな窓。
こちらからは見えないけれど湖に向かって長い水平窓があるはずだ。
計算し尽くされたあの空間に、足を踏み入れる目的で次回は来よう。
月曜日か水曜日。
たぶん秋、葡萄が色づく頃。
この辺りは世界遺産の葡萄畑でもあるのだし。
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by oyabing2002 | 2011-07-24 03:19 | スイス
湖(コ)トリップ
7月22日
こっち(アルプス)に来てから初めての連休だったので
一泊でスイスのモントルーに行って来た。
片道2時間半程なので、日帰りでも十分なんだけれど
一人でのんびりしたいと思ったので。

ちょっとスイスに行ってくる、とメールをすると
母も妹も「ハイジの世界?」と同じ内容の返信をしてきた。
似た親子だこと。
ハイジの世界はむしろ今住んでいる辺りで
少し違う風景が見たくなったので、レマン湖沿いのモントルーにしたのだ。

晴れれば良いな、と思っていたけれど
夕方、何重にも重なる雲の隙間から
時々光が漏れるのを眺めながら
こんな天気で良かった、と思った。

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by oyabing2002 | 2011-07-23 23:44 | スイス
なんとなく思いで

実家は九州の田舎にあって、裏山には小径がつづいている。
木立を抜けて下ると水田が広がり、ある時期をのぞくと見渡す限り人影はない。
そこを大好きなアトムと平日の夕方によく散歩したっけ。
仕事を辞めて家にいたころ。
アトムはいつも先を急いで、よく遠くの黒い点みたいに見えた。
時々振り返って私を待つそぶりを見せるけど、どんどん間は広がっていく。
橋のところまで来ると、アトムはなぜか後ずさりをしながらくるくる回るから
母と
「ここはパワースポットでアトムは霊能犬にちがいない」
なんて言ってた。

アトムとふたりだと、楽だったなあ。
私はあんな場所でさえ、怖かったんだ。
あの素朴で率直でたくましい人々の住む小さな町でも、怖かった。
アトムは大きくて一見強そうに見えるから、私は安心してたのかな。
私がおびえていたのは、一人でいる心をほどいた状態のときに、ふと
何者かの存在に気づく事だった。
とはいえ私にはアトムのような霊感は全くないので、
それはたいてい稲の生育を見に来た農家の人だったり
こんなへんぴな田舎道を幸か不幸か通学路にしている
ほっぺの赤い中学生だったけれど。

それでも暮れかけて山の陰がのびてくると
暗闇の気配に人間は巣へにげかえるのだ。
引き時を間違えて小径が思ったよりも黒々としていると、アトムが先に行くスピードに負けじと私も猛ダッシュで駆け上る。
そうだ、私が走り出すとアトムは喜んで、
さらに爆走して私を暗闇におきざりにした。
背中をもう少しで何かにつかまれるような冷やっとしたところで、
いつも道は開ける。
アトムは無遠慮に池に入って豪快に水をのんでいて、金魚やメダカが踏みつぶされてはいないか心配しながら私は庭の椅子に腰掛けて息を整えた。

小径はもう真っ暗でも、庭は一日の最後の光にかろうじて照らされていた。
アトムのニカっと笑った顔、今でもはっきりと覚えている。


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by oyabing2002 | 2011-07-17 01:50 | 日々
高原の朝
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6月26日
朝、いつもより暖かな空気に包まれて目を覚ます。
ここは標高2000m地点で、まだ冷え込む事があるので
6月も末だと言うのにセントラルヒーティングが稼働している。

昨日の夜は仕事がなかったので、お祭りに誘われて
ムジェーブという街に遊びに来た。
仕事でお世話になっている女性の家に泊めてもらえる事になったのだ。
家からムジェーブまでは交通の便が悪く
結局一番効率が良くスムーズな方法という事で、なんとヒッチハイクでやって来た。
生まれて初めてのヒッチハイク。
オススメして良いのか分からないけれど
この辺りでは大丈夫らしい。

絵に描いたような高原の風景の中、何処からともなく響いてくる
カウベルの音を聞きながら、朝露に濡れた草を踏む。
サンダルはすっかり濡れて、私はそのヒンヤリとした感触を楽しむ。

あーあ。
今日、仕事がなければ良かったのにな。


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by oyabing2002 | 2011-07-10 09:06 | フランスの日々chamonix
道のり
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6月18日
古い友人と久々にチャットで話した。
古い話を色々としながら、昔の自分とは随分と遠い所に来てしまったと感じた。
人の記憶というのは頼りになるのかならないのかよくわからないけれど
一つの糸口からあの頃の感情までが生々しくよみがえって来た。
それはもう、なぜだか涙がこぼれてしまった程に鮮明に。
悲しい事を思い出したのだろうか。
懐かしさからだったのだろうか。
自分でもよく分からなかった。

良い経験、とは言うけれど
何でも経験すれば良いってものでもないよね。
大切なものは、しっかりとつかんでいなきゃいけなかった。
心に想う人がいなくなった今はそう思う。

たった一つの選択が、後から思えば大きなターニングポイントになっている。
道を見失って遠い国の山奥に迷い込んでいる今は特にそう思う。
何か一つの選択が違えば、ここには絶対に来ていないのだ。
それが良い事なのか、悪い事なのかは分からない。
今ここにいる事に幸せを感じている事もまた事実なのだから。

思いつきで出かけて行った場所の方が
振り返れば大切な想い出になっている。
いつでも来る事ができる、と思った場所には再訪できた試しがない。
だから面倒くさがりながら動いた今日も、きっとそんな一日なのだろう。


カメラを持って歩いた海岸(携帯を落としたっけ)
ビギナーズラックを連発したダーツ
わざわざ車で2時間かけて行ったアイスクリーム屋さん
広い河川敷でのフリスビー
真夜中のファミレス
コスモスの花
運河沿いでのおしゃべり
祖母の家で出されたラムネの味
夏の終わりの夕方の涼しさ
その暗さと静けさ


どれも特別なものなんかじゃない。

そういうもので、人生はできている。



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by oyabing2002 | 2011-07-06 04:13 | フランスの日々chamonix
バルトのお土産
シャウレイから帰ったら、職場のみんなにバルトの食材をお土産に買い込もうと思っていたのに、急なアクシデントの為、結局は空港でスーパーの3倍くらいの値段の物をちょこちょこ買っただけだった。
中央市場で見かけたルームシューズも買えずに、後悔が残る。

それでも観光の途中でいくつかの買い物をした。
タリンのギャラリーで見つけたPIRET-EVE KANDLERという
陶器アーティストの作品は特にお気に入り。
私はエスプレッソを飲まないので、紅茶用にもう少し大きなマグカップかティーカップが欲しかったけれど、デザインが可愛かったのでこのデミタスカップを購入。
恐らく日本にはまだ紹介されていない?のでは。
丁度作家さんがいらしたのでお話を聞くと、今度ロンドンで展示をされるそう。
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タリンのアートクラフトのクオリティの高さには本当に驚く。
可愛すぎて選べなくて逆にあまり買い物ができなかった程だ。
バルト三国の物価はそれほど安くはない。
フランスと比べても、ほんの少し安い程度。
ただ、付加価値や需要による上乗せがない分、本当に素敵なものは
フランスや東京よりもだいぶ安く購入できる。
旅先だと言うのにポンチョ型のコートまで購入してしまった。
それでももう一度、買い物の為だけに戻りたい程、タリンは可愛いもので
溢れている。

森の民芸市は、雑貨好きの日本人の間でほんの少し知られていて
ツアーで訪れている数人のグループや買付けと思しき日本人も見かけた。
と言っても全部で10人強だったと思うので、海外で出会う日本人にしては本当に少ない。
(今、住んでいるフランスの街では一日に100人以上は日本人観光客に会う)
日本人以外のアジア人はほとんどいないようだった。
商品はタリンのアートクラフトに比べれば垢抜けなく、似たようなものが多い。
しかし雰囲気を味わうだけでも楽しいし、探せば面白いテイストのものも見つかる。

ラトヴィアで有名だと言うチョコレートメーカーのチョコを空港で買って帰った。
カカオ、薄っ!
そりゃあ、カカオ豆は生産していないだろうし、あんまりたっぷりは
入れられないのね・・きっと。(憶測です)
タリンでもデザインの可愛いチョコレートショップで旅のお供に
いくつかのチョコを購入したけれど、美味しいものではなかった。
タリンで買ったもので美味しかったのはJules Destrooperと言うベルギーのクッキー。
これは本当に美味しかった!
私が食べたのはアーモンドシンという薄型のアーモンドクッキー。
今調べたところによると、ベルギー王室御用達で人工添加物一切不使用。
ふむふむ、美味しいわけだ。
日本でも買えるみたいです。
(さっきフランスの小さなスーパーでも売っていた。有名なのね!)

今回の旅で思ったのは
バルト三国とひとくくりで言うけれど
言葉も違えば、雰囲気も違い、工芸も微妙に違う。
タリンは北欧の影響が強いし、リーガはロシアの影響が強い。
リトアニアは駆け足だったけれど、やはりロシアや東欧の影響が強いと感じた。
森の民芸市で見かけた民族衣装も、地域によって色々な種類のものがあった。

EUに加入したとはいえ、未だ多くの不安を抱える国々。
南オセチア問題や、日本を含む他国との領土問題に常に高圧的であり続けるロシアと
うまくやっていくしかない、というのは日本の現状に鑑みて、他人事ではない様に思う。


知り合いからの豆知識。北からフェラーリ。
フ→フィンランド
エ→エストニア
ラ→ラトヴィア
リ→リトアニア
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夏は忙しいので、次にまとまった旅行ができるのは秋になりそうです。



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by oyabing2002 | 2011-07-01 20:53 | バルトの旅



思う事、好きなもの、旅の記録。
by oyabing2002
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プロフィール
生活を味わいながら
旅をするのが好きです。

2012年4月に
フランスワーホリから戻りました。

趣味はサッカー観戦
アーセナルサポです。
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